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【ネタバレ感想】TRPG「沼男は誰だ?」通過後ネタバレ記事(10414文字) 2023.10.30 Mon

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クソ長いぞ!覚悟はいいか?
ぜーんぶネタバレするので閲覧は自己責任でお願いします。未通過の方は閲覧をお勧めしません。

当時のふせったーをそのまま持ってきました。通過日数4日。ふせったー記事数6。リアルタイムの狂いをお楽しみください。

沼男1日目 キャラの濃さで、負けるかもしれん

  • ほいち 森渉(でめさん) マタギの男。やさしい。
  • ほに 永津屋向日葵(ジョージさん) ほよんと学生時代からの同級生。落語家の弟子。
  • ほさん 灰撒ヤブ(しおさん) 医者。解剖が好きらしい。
  • ほよん 中箸文人(私) 無印丁寧な暮らし系無職。転職先が見つからない。ほにと映画とか行く。

今回、HO的にジョージさんのほにキャラと事前関係を練ってきました。その練りなんですが、やけに密に練ってきてしまったので、後々の展開によっちゃ…地獄を見るのかも…しれない…

OP入って早々に「ほにほよんは待機しててください」の声がかかり、何かが勝手に進んでいく…何…?
おそらく、ほいちとほさんの自己紹介代わりのRPやらが始まってるんだろうな
と、思ってたらほにほよんのターンが来ました。
ほに 永津屋くんが落語家のお弟子さんなんですけど、第一声からお師匠さん(NPC)とのやりとりが始まる。
お師匠の着物をどうするとか、そういや本を片付けようとして上手くいきませんでしたとか、お師匠につっこまれながら普通に漫才が始まってる。
RP…上手すぎないか…?
コレ、初顔出しラスト私………?メチャクチャ緊張した

おっかなびっくり始めてしまいましたが、永津屋くんに着物の色聞いたらついでにパンツの色も教えてもらったので「あっこういう子ね」ってRP出来そうな気がしてきました。ひまちゃん、よろしくな

再度森さんヤブさんのターンで待機時間が発生したので、ジョージさんと別室で喋ってました。
「何あのRP…上手すぎません?KPさんとメチャクチャ練ってきたんですか?」
「いや全部今回初めてでしたよ!」アドリブ…
「ヤバい次戻った時に2人で見にいく舞台の話せなあかんのでは?」
「どうします?」「私が…舞台詳しくない…あ!オペラ!オペラのカルメンなら分かります!」
「じゃあそれ見に行きましょう!向日葵はカルメンとか強い女好きそう」
「ちょっと待って登場人物覚えてない 調べます」
「好みの女のタイプの話とか始まりそう」

待機終わり

カルメンを見終わって結局好みの女性のタイプ話はしませんでしたが、NPCと遭遇しタクシーに轢かれあれよあれよというまに成田に向かうことに。
「無職って、なんですか?」メチャクチャいじってくるやんけ 早く車出してくれ

匂坂邸に到着。
なんか立ち絵が似てる人が居るわ〜双子なのね〜 とか思ってたら遭遇してすぐさまグチャグチャにされる匂坂(内側)

ふみくんは通報しようと思いスマホを出すも、異形の匂坂に脅され躊躇する。
そこに背後からヒョッコリ出てくる胡散臭そうな研究者風の男(コイツは既に雀を解剖して食ってきているらしい)!
場が静まったと思ったところにドタバタ向かってくるマタギの男!
みんな〜!とかここヤバいよ〜!バケモノが〜!とか言ってる …何……!?!? 何が起きてる…?!????
何が起きてるか全く分からないがこの女に逆らったらなんかヤバそうだし、向日葵をいつものテンションでフワつかせたら、なんか、終わる気がする……

って脳内で混乱してそうだったふみくん。

ヤブさんはもっとサイコな感じの人かと思ってたけど、やり取りは予想より落ち着いてたし、匂坂に襲われた時に両手を挙げてたり…なんか、マトモそうだ
あとふみくんひまちゃんより年下って知って驚いた。
落ち着いてますね… 勝手にふみくんはマトモ枠だと思っているんですが、ヤブさんと喋るのが一番落ち着いた流れになるのか?いやまだ全く分からん

森さんは最初かなり好みの見た目の男で熊系マタギか〜どんなんかな〜と思ったら、脳直/オカルト親和性低/ゆるい会話/ ですごく可愛かったです。
ワァ〜!って混沌とする玄関にやってくるシーン爆笑した 逃げきれんのよソコだと

みんなキャラ濃い…
このままだと…中箸文人が埋もれてしまうのではないか?
いや、キャラの濃さを気にするシナリオじゃないけど

とりあえずメチャクチャ面白そうな卓になる気がする

沼男2日目 目標だった森さんヤブさんどちらかと絡む、達成です!

電話のシーン、ふみくんよりも私がテンパったから全然上手く誤魔化せなかったけど、私よりも誤魔化せなさそうな森さんひまちゃん辺りが勢いよく横で助言しようとしてるのが良かった。

ふみくんならもっとやれた…はず…
ヤブ先生「君今慰められてるよ、気付いてる?」めちゃ好き

急にぶっ込まれるひまちゃんの喫煙シーン!
きっと付き合いで吸ってる程度だと思ってる…ふみくんは吸わないからもしかしたら全然お目にかかったことないかも??

メンバーに死んでほしくないマンだから、多少無理を強いてもチームバランスや雰囲気を読んでいきたいよ、私とふみくんはね…

沼男3日目 走れ!中箸文人!

酒あり!うなぎあり!泥酔あり!嘔吐あり!
頭脳系交渉あり!エモあり!決別…あり…???

スワンプマンって、何なんでしょうね。

豪勢な食べ物って聞いて「うなぎ…」って呟いたら、まさか成田の特産品がうなぎだとは思わず…。ほんとに特産品なんですか!? 初知りでした

酒の席で問われた「沼男」ってなんだと思う?に対する各自の意見が本当にそれぞれ違って良かったな。

精神や魂よりも自分の血肉、経験、身体記憶をアイデンティティとしている森さん。
他者からの評価や信頼を軸に自己の存在がどんなものか捉えているひまちゃん。
自分が自分である事を「今の自分」が把握している為、体がどうこうなっても揺るがなさそうなヤブ先生。
今の自分が「本物」だと思えば問題無いが、もし「偽物」だった時の虚無感や恐怖に耐えられないかもしれんふみくん。

全員似てたり似てなかったりしつつ、本当に価値観が全然違って面白い。卓初日の様子見つつのRPもソワソワしたけど、今日の後半で発生してきた「互いの腹の探り合い」というか…思想の引き出し合いがとても気持ちよかったです。

ふみくんは沙耶ちゃんの事、今日までそんなに共感とかしてなかったし、寧ろ「味方にいればメチャクチャ強い人外」くらいに思ってた。
けど、今日のでもう人外に見えなくなっちゃったな…

交渉も上手くやれない。
武器も扱えない。体術に自信もない。
頭の回転も速いわけではない。
突然の異常に対して上手く立ち回れる度胸もない。
深夜のふみくんとヤブ先生のやり取りを見て、「俺って何が出来るんだろう」って沙耶ちゃんと森さん追いかけながら考えてたと思う。
父さんみたいに自分のアイデアで名声を得ることも出来ないし、母さんみたいに趣味や仕事で毎日を充実させることも出来ない。2人の子供に産まれたって、俺が同じ事を出来るはずがないって分かっては居るけど、たまに不安になる。
「じゃあ俺って何が出来るんだ?」
「どんな要素を持てば、俺は”俺”だと言えるんだろう」
りょうは永津屋向日葵になって、誰とも同じじゃないものを得つつある。
俺は?

今俺が雷に打たれて何かと入れ替わったって、俺はきっと自分で気付かない。気付こうとも思わない。
でも、誰かが、俺が「偽物」だって気付いて指摘してきたら。
俺は「偽物」だろうと「本物」だろうと何の支障も無く生きれてしまうことが、人にバレてしまう。
今の俺はもしかしたら本当にどうでもいい存在なんじゃないかとバレたら、周りの人にどう思われるんだろう。
怖い。

と、感じている所に紗耶が「私って偽物なの」と明かして泣いている。
偽物のこの人を否定したくないな、と思った。
人外でも人間の形をした作り物でも、なんでも良いんじゃないかな。
沙耶さん普通に話せるし、ご飯もなんでも食べるし、強いし。それで良いんじゃないかな。
それで良いって事にしないと、今何も特に待ってない俺は、どうなるんだよ。
偽物も産まれてしまえば、「偽物」ってステータスを持った「オリジナル」の生き物なんじゃないかな。

的なことを〜〜言いたかったのに〜〜〜!!!!!全然言葉出ないもんな!!!!!!!
沼男すげえ!!!!!!みんなのRPがうま過ぎる!!!!

ヤブ先生と意見は似てたけど、多分違う所としては
ヤブ先生は多分「本物偽物関係なく全部自分」と思ってそうで、ふみくんはきっと
「本物に関連した個体として偽物が居るけど、もうすり替わった時点で別の人生が始まってるはず」みたいな……

というか、もし偽物だと自覚したとして、前世みたいな記憶があって人生がリスタートされるんだったら、寧ろラッキーかもしれない……???ただしアイデンティティに関する不安がつきまとう

これ書いてたらどんどんポジティブになってきたな…

スワンプマン、どう思う?に対して、今のところ私は
「スワンプマンとオリジナルは別人。自覚してしまった場合はどちらの存在も別人として尊重すべき」
かな…

これ、ラストしんどいぞ、多分…

ちょっと殻を割って嘘をつけたふみくん、咄嗟に思い付けて良かったね

最終日 沼男は誰かわかってる その1

沼男最終日
結論から言いますと

  • ほいち 森渉 人間
  • ほに 永津屋向日葵 スワンプマン化
  • ほさん 灰撒ヤブ スワンプマン化
  • ほよん 中箸文人 スワンプマン化

で さやちゃんもエンド後帰ってくる、全生還エンドでした。

ひまちゃんはOP時点からスワンプマン化した師匠によりスワンプマンとなり、ヤブ先生はシナリオ途中でひまちゃんと接触しスワンプマン化。
ふみくんは内藤と対峙した時に手帳を拾おうと至近距離に近付いた際に、全員の目の前で捕食されスワンプマン化しました。

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前回までのあらすじ

ひまちゃんとヤブ先生だけ内藤と会って取引を持ちかけられた様子
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今回の目標、森さんとヤブ先生と喋る!
というわけで、お昼ご飯にカレー作ったりして森さんと喋りました。あと夜に風呂借りた時に、辛抱ならずヤブ先生を無理矢理風呂にブチ込むために森さんとヤブ先生を捕まえてやりました。口にモンダミンも入れて歯磨きさせました。
ヒマちゃんと対峙するたび、ヒマちゃんの雰囲気がどんどんピリついてるのが伝わってくる。ヘラヘラしてるけど、絶対に様子がおかしい。でもそんなこと言っても、コイツは誤魔化すんだろうな…と思いながらサシで会話します。相談に乗りました。

ヒマちゃんは、単純お気楽に見せて言葉がすごくまどろっこしいんですよね。気を抜くと何を言ってるのか分からなくなってしまう。頭をフル回転させて話してくれてるのかもしれないし、ふみくんに見せたくない部分を一生懸命選んで言葉を発してくれてるのかもしれない。
そんなに気を遣わなくていいのに。もっと子供の頃はそうじゃなかった気がする。 と勝手に思ってました。

俺に何かして欲しいんだよね?どうして欲しい?
俺に出来るんだったらなるべく手伝ってやりたい。

と、いうわけで、ヤブ先生と森さん(主に森さんへ)の説得に向かいます。
もう緊張でガチガチなのでメモとって汗かきながら入場です。クソッ!!!広告営業時代の疲労と緊張の記憶が…!!!

ヤブ先生はなんでか知らないけどふみくんの言うことすんなり聞いてくれる事が多いからそんなに心配してなかった様子。ああ見えてふみくんやヒマちゃんが支離滅裂な事を言ってたら、後からヤブ先生の口から解説や追加説明がなされていた気がします。年下の大人…

森さん。森さんですよ。
沙耶ちゃんに共感しているふみくん的には、説得が特に難しかった。沙耶ちゃんを大事に思っているのはよく分かる。
が、ふみくんの場合は親愛や愛情みたいなものは湧いてなくてあくまで共感や憐れみがメインだったため「事態の解決に近付けるなら彼女の真相に皆で迫るのは仕方ない」と感じていました。そこが森さんと大きく違って、説得が難航した。
この場面に来るまで森さんの大らかな部分や優しい部分を見てきたので、ちょっと語気を荒げる森さんに申し訳なかった。
結局無理矢理みたいな形で説得して、皆で向かった。
森さん…

場面変わって、結局内藤の待つ匂坂邸へ。
向かう前に、再度どうやって内藤に会うかって話し合った時に、ふみくんは
「俺や永津屋は戦力になりにくい」
「でも少人数で行くのは危険」
「沙耶さんも居るけど森さんも居るのは心強い」
「(沙耶に来るのを拒まれ)俺達も真相を知りたい。もう知らないままでは生活できない。着いていくから守って欲しい。それならあなた達も無茶しないでしょう」

とか、耳障りの良いことを言いましたが、徹頭徹尾自分の要求しか通してないよコイツ…
力もないのに、なんて、わがままなんだ…
今考えるとムカムカしてきた。誰がこんな事言ったんだ(私です)

それで、内藤と対峙して、結局ヤブ先生とふみくんで対話を試みる。
ふみくん、会話が上手くないのに他のメンバーがもっと会話が下手だから繰り上げ参謀みたいになってた。
ヤブ先生はわざと必要最低限しか話さないみたいだけど。

で、戦闘が始まった。
ブローチが輝き出してうずくまるヒマちゃんとヤブ先生。ショックな光景…
森さんと共闘して思ったより素早く内藤を追い詰める。やっぱり森さんは頼りになる。俺も、なんか、やらなきゃ。
ここまで来たのに。足手まといになっちゃダメだ。
苦しむ内藤がもう目の前に来てる。怪しい手帳が見える。確保まで、もうすぐそこ。
これで全部終わる。手を伸ばした。

伸ばしますって、宣言してしまった。

暗転。

KPヤマカナさんと別室移動。
頭が真っ白になった。

森さんや沙耶ちゃんに「守ってください」なんて言いながら、目の前で八つ裂きにされてしまった。
ふみくんを信じてくれてるヒマちゃんの前で、食われてしまった。
やってしまった。
取り返しのつかない事をしてしまった。

最も恐れていた事が起きてしまうかもしれない。
俺が俺じゃなくなっても、向日葵は…りょうは、

いつものように、隣で映画を見てくれるだろうか?

目を覚ますと前に沙耶ちゃんがいて、どうやら捕食シーンの記憶はなく、自分に何が起こったのか把握できてない様子。
そんな状態でみんなの前に出なきゃいけないのか…
私は知ってるのに…
ヒマちゃんどんな顔してるか考えるの、怖い…

「なあ…どうなった?」

もうこれくらいしか言えない…
明らかに雰囲気が通夜…
そりゃそう…

本当に、傷付けてごめん…森さん、ヒマちゃん…

書ききれねえ 次に続く

最終日 沼男は誰かわかってる その2

続き。
内藤と戦闘して、ついにラストシーン間近。
地下に全ての真相があったらしい。

じゃあ向かうか、と進もうとしたところで、ヒマちゃんに呼び止められる。
またヘラヘラしながら話してる。今そんな場合じゃないだろ。早くどうにかして対応しないと、と言ったところで
「対応ってなんだよ」えっ

ヒマちゃんに初めてたしなめられたかもしれないフミくん。お前、ヒマちゃんのことなめてただろ。油断してただろ。
油断してました。

もう私はいっぱいいっぱいだよ…ヒマちゃんにそんなこと言わせたくなかったしそんな顔させたくなかった…
お前がしんどいならやめとこう、でも俺は知りたい。とか言っちゃったよ。
なんでこんなこと言うんだよ。ヒマちゃん断れないだろそんなの。マジでワガママなやつだな中箸。
全然言うこと聞かんし。実力ないのに首突っ込むし。
でもここまで知ったら、もう不安なんだよな…

あと中箸はこの時点で、ヒマちゃんの取り乱し方と目を覚ました時の沙耶ちゃんとの会話で、多分自分がスワンプマンになったこと察し始めてる。

ヒマちゃん嘘つくの上手くないよ。こんなにグラグラにならないよ普段は。

それでも真相をこの目で見たいので、地下に降りていきました。

匂坂夫と沙耶ちゃんと森さんを置いて、母体のスワンプマンに会いにいくヤブ先生と中箸とヒマちゃん。
数億の人間と100万人の中にいるかもしれない大切な人を天秤にかけて、100万人を選んだ。
もともとふみくん的には、もうスワンプマンはほとんど人間だと思っているから。
…ふみくんは良いよな。人間がスワンプマンになる瞬間を、ハッキリ見てないんだから。
勝手なやつだな…

エンディング。
森さんヤブ先生ともう今生の別れかと思ってたので、名刺くれたのメチャクチャ嬉しかったです。連絡取りたい。中の私が。ふみくんは、、、、たまにスワンプマンとして不安になったら連絡するかも?年イチくらい?
わかんないです。

森さんにも本当は会いたいけど、ふみくんは森さんにとんでもない心の傷を与えてしまったと思っているので、なかなか自分から連絡は取れない気がする。
でもそれでも最後まで大らかで、ガッシリハグしてくれたデカい森さんは…安心する存在だな…

ヒマちゃんさあ〜!!!!落語のシーンがドラマティック過ぎて震えた。何?エンディングテーマが聞こえて画面下部にスタッフロールが見える…
ヒマちゃんは負い目を感じたり悔しさ悲しさがあるかもしれないけど、でも自分がその舞台に上がるまでやってきた事は、オリジナルのヒマちゃんが居ないと実現しなかった。それを生かすか殺すかは、今のヒマちゃんに掛かってるから、この先も全然簡単な道じゃないしズルじゃない。今のヒマちゃんも尊重したい…私は…おめでとう…

ふみくんのシーンは…もう頭パンク寸前だったので訳分からないエンドになってないか心配。
本当は、ヒマちゃんの舞台見た後2人で帰ってる時に、聞きたかったんですよ。
「お前が何を気遣ってくれてるか野暮な事は聞かないけど、俺は今の俺でも平気だよ」
「でも、りょうは、今の俺のことどう思ってる?」

今も昔も変わらないよって言って欲しい
まあヒマちゃんなら言ってくれそうだし、改めて聞かなくても良いかな、と思ったので やっぱり聞くのやめました。

映画見にいくくだりはさ〜 ヒマちゃんの舞台シーンがあまりに良かったから、私も2人一緒に映画見させて、映画を通じてなんかメッセージ伝えてやりたいな…と思ったんですよ。
元気な映画かホラー映画をよく見てるんで、合わないんですねこの場面と。
急いでスマホ検索したけど、良いのが思いつかない。
じゃあ思い切って普段のふみくんが見なさそうなやつ見にいくか。というわけで、ボリウッド「きっと、うまくいく」を見てもらうことにしました。

ふみくんも吹っ切れたんだと思います。
変な事件に巻き込まれて。
知らない人とアレコレ動き回って。
人間とは何か考えて。一回死んで。
前回書いた「スワンプマンも人間も尊重すべき」って意見を打ち立てていて良かった。
これでふみくんはまたいつもの生活が送れるし、周りの人とも上手くやっていける。
偽物本物、気にしなくていい。世界がどうなっても。
これは無責任なことかもしれないけど、彼が自分の軸を守るにはこうするしかなかったと思います。

「俺はもう気にしない。だからりょうも気にするな」って言うのが言いたくて、この映画を選んだんだと思います。
普段選ばない、勢いで突き進んでいくようなテンションの高いミュージカル風ボリウッド映画。
今の2人にそぐわない明るい映画を見て、無理くりリセットしようとしたんじゃないかなと思います。
あまりにもあからさまですね。
でもそういう間の悪さや空気の読めなさが、なんかふみくんぽいのかなと…思いました………

私に…映画の教養があれば………

でもこの映画、パッと思い出せるくらいには個人的お気に入り作品なので、気が向いたらBGM代わりにでも見てください。

森さんのラストシーン、やるさなさすぎて凹んでたら、
最後の最後でさあ〜〜〜〜沙耶ちゃん……
しかもこの沙耶ちゃん、一緒に鰻食べた沙耶ちゃんっていうじゃないですか……みんな泣いてた

本当に森さんに辛い選択ばかりさせて、我慢させて、本当は自由で大らかな気質の森さんに何にもあげられなかったなって思ってたので、最後のシーン本当に良かった…助かった… 懺悔…懺悔…
でも懺悔しあってもアレなんで、遠慮なく機会があればまた遊んで欲しいです。本当です。
森さん本当に、最初から最後までずっと誰かを守ったり与えたりしてて、かなり愛の人でしたよ。美しかったです。

ヤブ先生普通〜〜に顔が好みなんで、ふみくんと距離が近い描写にちょいちょいはしゃいでしまった。
一匹狼とか野良猫っぽく振る舞いながら、距離感が近くフレンドリーなんだよな〜〜〜 人懐っこさのバランスが、絶妙で…… 定期的に人を狂わしてそうですね。
ふみくんはたぶんヤブ先生に言われるまで一生ヤブ先生の事年上だと思ってます。

ヒマちゃんは事前準備の時から密に打ち合わせしてくれて「絶対成功させたい」という気迫が凄かったです。応えられたでしょうか…気迫に…
こんなにクソデカ感情をぶつけてくるキャラと同卓初めてだったので、かなりドギマギしてなかなか向き合えなかったかも。でも皮肉かなスワンプマンになってから対峙した時のやりとりが、個人的に1番見たかったヒマちゃんの姿だったので、ありがたかったです。
ヒマちゃん、どんな姿も見せて…

沙耶ちゃん。最初はブッ飛んだ出会い方だったけど、自分と重なるところを見つけてしまってからはもうダメだった。
最後自分なりの答えを見つけて帰ってきてくれたのは個人的には、人間もスワンプマンも、このままで良いんだって安心できるシーンだったかも。この先自然淘汰みたいに人間は消えていくかもしれないけど、でもそれって人間に限らず他の生物も辿ってきた道だし。沙耶ちゃんや森さんが気にすることではないと、思う……
2人この先は一緒かどうか私には分からないけど、沙耶ちゃんらしく生きてくれ…

こんなにKPも一緒になって泣いてくれた卓ないかも…
KPさんっていつも1番準備が大変で、工夫が必要で、PL達の雰囲気とかも見てくれるようなポジションだと思っており。
どうにも頭の上がらなさが先行してKPさんにはいつも「遊んでもらってる」みたいな印象があります。
でも今回はなんだか、HO0 とか HO5 みたいな一緒にPLしてくれてるようなゲーム運びで、とっても楽しかったです。

1人寄せ書きみたいなふせになった。
良かったらまた遊んでください。
お疲れ様でした。

沼男マジで終わりこれで終わり 

HO4エンディングで話してたやり取りはキャラ設定の内容に関連してる

エンディング、ふみくんの卓での目標は「今後の将来とか、自分らしさの発見」だったので、まあ落ち着くところに落ち着いたかなと。
映画を見てノートにまとめる習慣はあったけど、本当は自分に、脚本を書いてみたいという欲求があった事に気付いて脚本を書いてみようと頑張ってみる… みたいなルートはキャラ設定の時に妄想してましたが、ひまちゃんが実現してくれるとは…

でも卓内でまさかの「介護や医療の適性も考えてみる価値あり」になるとは思わなかった。
何にでもなれるねキミは

いあきゃらに書いたキャラ設定は以下
卓本編とどのくらい差が生まれたか見比べたいなと思いました。


中箸文人
蟹座AB型
何に対してもバランス感覚が一定レベルで優れているが、争いやストレスに弱いため目の前にチャンスが転がっていてもおいそれと手を出さない。ただし運動はかなり苦手。
あと実は人が見ていないところではよく怠けたりするタイプ。プライベートでは少しあがり症気味。
おおらかで、せっかちな人間と一緒にいると気疲れする。大人数でいるのもそこまで得意ではないが、会社員時代よくつるむ人間が大体大人数で行動する者やアウトドア趣味の同僚が多かったため、付き合いで遊びに行っていた。

中規模の広告会社の営業として新卒から勤めていたが、4年目に入る前に退職し、現在失業して1年が経過しようとしている。
次の就職の予定はまだ立っておらず、初めてのニート生活に若干の不安がある状態。
某有名広告会社の有名アートディレクターの父、人気ライターの母親のもと生まれた一人っ子。

小さい頃から両親に連れられて舞台や映画に連れて行ってもらっていた。本や漫画もジャンル問わずよく読む。
自分も両親に影響されて何かしらクリエイティブ系の職業に就きたかったが、特にこれと言って人に発信できる特技や趣味がなかった。大学を卒業して入った広告会社も、最初こそ意欲があったが常に優秀で個性的な同僚に囲まれ自分のトーク等のスキルの低さに落ち込み、自分に営業は向いていないと感じ退職した。
しばらくは休息期間を設けたいと思っている。
休職中実家に帰っても両親が「無理のない職場を選びなさい」と言って良い意味で放置してくれてるけど、それが逆に微妙な焦燥感に駆られている。両親が著名でよく稼ぎ、業界で活躍し続けているのも焦燥感の種になっている。

趣味というか習慣として、自分が見た映画・舞台・ライブの感想を必ず1行でもノートに感想と自分の意見を書いている。実は鑑賞を始めた10代のころから欠かさず続いているが、本人はただの習慣・吐きだめの一種だと思っている。

【沼男:HO4】
HO2:永津屋 向日葵と中学時代の同級生。
中箸が両親からもらった舞台や映画、落語のチケットを、永津屋に渡して二人で鑑賞しに行った。
永津屋は特に落語の鑑賞に興味があった様子。
実は学生時代に永津屋から「一緒に芸人をやらないか」と誘われたが、断っている。
失業後は平日に永津屋と会って食事をしたり、舞台のチケットを持って一緒に鑑賞に行ったりしている。
中箸が新卒一年目の頃に永津屋と二人で落語を見た時に永津屋は弟子入り、中箸は失業した今になって「あの時タイミングさえ合っていれば自分も芸能の道に進んだりしていたのだろうか」など思う時がある。

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